メンズエイジングケアとは?男性におすすめの年代別スキンケアを解説

メンズエイジングケアとは?男性におすすめの年代別スキンケアを解説

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「自分の顔が映った画面に、はっとした」
「目元や口元に、気になる小ジワができた」
「昔よりも、肌の乾燥が気になり始めた」

30代、40代から、男性の肌老化は徐々に、目に見える形で表れ始めます。

仕事に充実を感じ、気持ちは若々しい一方で、肌の衰えを感じ、老け顔が気になり始める方も多いのではないでしょうか。

この記事では、いつまでも若々しくいたいと思い、アンチエイジングやエイジングケアに興味を持っている男性に向けて、男性に適したスキンケアを始めとした、効果的な取り組み方を紹介しています。

男性の老け顔の原因。紫外線、肌荒れ、保湿不足

シミ、シワ、たるみ、肌荒れ、ニキビ、、
30代になると、男性にもこれらの肌トラブルが増え始めます。
そのトラブルを引き起こしている代表的な3つの要因が、紫外線・肌荒れ・保湿不足。

10代、20代の頃は男性肌も新陳代謝が活発で、外からダメージを受けた古い皮膚を垢にして排出し、新しい皮膚に生まれ変わらせるターンオーバーが正常に働いています。

しかし30代に入ってくると、このターンオーバーのサイクルが段々と遅くなりはじめます。

20代のターンオーバーサイクルは約28日ですが、30代では約40日サイクル、40代では約55日、50代では約75日サイクルと、どんどんと遅くなっていく様子が、グラフから感じられるでしょう。

ターンオーバーが遅くなった肌に、ひげ剃りなどによる肌荒れのダメージや紫外線の影響、そして保湿不足が重なることで、男性の肌老化が進んでいきます。

老け顔の原因1:肌荒れダメージ

男性特有の肌荒れ原因としてまず上げられるのは、ひげ剃りです。
カミソリの刃が髭を剃る時、肌の角質細胞も同時に傷つけています。

また洗顔の際、スキンケアの知識が十分でない男性には、ゴシゴシと顔を擦ってしまう人も多いのではないでしょうか。

この時に手が肌に与えている摩擦も、肌荒れを引き起こす要因になっています。

老け顔の原因2:紫外線ダメージ

日光に含まれる紫外線は、肌に対して常にダメージを与えており、このダメージが引き起こすシミ、シワ、たるみなどの老化現象を光老化といいます。

地上で浴びる紫外線は主に2つに分けられ、肌表面の日焼けや炎症を引き起こすUVBと、肌の深層に届いて光老化を起こすUVAがあります。

UVBとUVAによる紫外線ダメージには、以下の2つの対策が必要になります。

1.日焼け止めを使用して紫外線ダメージ自体を緩和すること
2.ダメージを受けた肌をケアすること

しかし男性は女性に比べて日焼け止めの使用が少なく、また化粧をしないために紫外線が直接肌に届きやすく、スキンケアも十分に行っていないことで、女性よりも紫外線ダメージを多く受けてしまっています。

老け顔の原因3:保湿不足

引用:株式会社ポーラ・オルビス・ホールディングス News Release 2009/3/18

男性の肌は女性と比較すると、常に水分不足であることが証明されています。

肌の水分が逃げていく水分蒸散量は女性の2倍以上、
肌自体の水分量は1/2以下となっており、

水分が不足した肌には、ツヤ不足、カサつき、ゴワつき、かゆみといった様々な肌トラブルが起こりやすくなります。

それだけでなく、肌の水分不足はバリア機能の低下を引き起こし、紫外線や雑菌のダメージを肌が受けやすくなることで、肌老化が加速していると言えるでしょう。

スキンケアの基本である保湿をまずしっかりと行うことが、男性のエイジングケアのスタートになります。

保湿の仕組み、重要性について

正しいスキンケアがエイジングケアの第一歩

洗顔以外のスキンケアを行っている男性は18.5%といわれるように、女性と比べて、男性のスキンケア意識はまだまだ低いのが現状です。

年齢とともに老け顔になる男性が多いのも、正しいスキンケアを実践できている人が少ないことが大きな原因と言えるでしょう。

スキンケアの基本は、「汚れを落とす、肌にうるおいを与える、肌にうるおいを閉じ込める」という3段階で説明されることが多いです。

まず洗顔で汚れを落とし、水分の多いスキンケアアイテムを先に、油分の多いスキンケアアイテムを後に使うのが一般的な流れとなります。

エイジングケアの第一歩として、1日2回、朝晩に行うべき、男性に適した正しいスキンケアをご紹介します。

朝の男性スキンケア:洗顔、保湿、紫外線対策

毎朝、起床後に行うスキンケアの目的は、以下の2つになります。

・睡眠中にかいた汗や皮脂などの汚れを落とす
・日中の刺激から肌を守るために保湿し、紫外線を防御する

室内での就寝中に比べて、日中の特に屋外で活動している間は、肌は様々な刺激に晒されます。
朝のスキンケアは、日中のダメージから肌を防御するための準備といえるでしょう。
以下の手順に沿って、毎朝のスキンケアを行うのがおすすめです。

①洗顔

朝に洗顔を行うのは、寝ている間に分泌された汗や皮脂、顔についたホコリなどの汚れを落とすためです。

夜間の皮脂や汚れを放置しておくと、皮脂が酸化して肌にダメージを与えるだけでなく、ニキビの原因となるアクネ菌が皮脂を餌に繁殖してしまいます。

あまり汚れていないからと、水洗いだけで済ませる人もいますが、皮脂は水だけでは落としにくいため、洗顔料を使用しましょう。

洗顔のポイントは以下の3つです。

・洗顔料をよく泡立て、肌を強く擦らずにやさしく洗う
・ぬるま湯を使用する
・水分を拭き取る時、肌を擦らずにタオルを肌に押し当てる

肌をゴシゴシと擦ってしまうと、その摩擦が肌のダメージになります。
洗顔料をよく泡立てて、手のひらで直接肌を擦らないようにすること、水分を拭き取る時はタオルをやさしく肌に押し当てることを意識しましょう。

また、熱すぎるお湯は余分な皮脂だけでなく、肌に必要なうるおい成分まで落としすぎてしまいます。
できるだけぬるま湯で洗顔を行うことも大切なポイントです。

②保湿

洗顔によって余分な皮脂や汚れを落とした後は、できるだけ早く保湿を行いましょう。
洗顔の後は、皮脂や汚れと一緒に、肌に必要なうるおい成分もある程度落ちてしまっています。
そのまま放置していると、水分がどんどん失われてしまい、肌のバリア機能が低下していきます。

女性の場合の保湿は、

潤いを与える化粧水 → 潤いを閉じ込める乳液

という流れになりますが、皮脂量が女性よりも多い男性にとっては、乳液をつけると油分が多すぎてしまう場合も多いでしょう。

男性の場合は、保湿力をある程度持たせたオールインワンの化粧水だけをつけるのがちょうど良いという方も少なくありません。

必要な水分、油分の量には個人差があり、また年齢を重ねるごとに、必要な水分、油分の量は多くなっていきます。

年齢だけでなく、季節や気候によっても、肌の状態は変化します。

肌の状態を見極めながら、ちょうどよいと自分自身が感じられる保湿を行うことをおすすめします。

③紫外線対策

朝の保湿を行った後は、日中の紫外線を防御するための日焼け止めを、できるだけつけましょう。

「日焼けをしている男性の方が健康的で男らしい」という価値観はまだまだ根強いですが、紫外線は日焼けだけでなく、肌の細胞内で活性酸素を発生させ、シミ、しわ、たるみといった肌老化を進める原因になります。

できるだけ早い段階から日焼け止めを使用することで、紫外線による肌ダメージの蓄積を抑えましょう。

また、日焼け止めの効果の高さは、SPF、PAという2つの指標で表されます。

私たちが日常で浴びている紫外線は、大きく2つに分られます。

主に肌の表層にダメージを与え、日焼けや肌荒れの原因になるUVB、主に肌の深層にダメージを与え長期的な肌ダメージの原因になるUVA。

SPFは、UVBを防御する能力の高さを2〜50の数値で現したもの

PAは、UVAを防御する能力の高さをPA+〜PA++++の4段階で表したものとなります。

できるだけSPF50、PA++++のものを選ぶことが望ましいですが、日焼け止めが肌に合わないという場合も少なくありません。

自分自身の肌に合った、効果の高い日焼け止めを見つけることをおすすめします。

夜の男性スキンケア:洗顔、保湿、スペシャルケア

帰宅後、就寝前に行うスキンケアの目的は、以下の2つになります。

・日中かいた汗や皮脂、付着したほこりなどの汚れを落とす
・紫外線や花粉によって刺激を受けた肌をケアする

日中に付着したさまざまな汚れを落とし、受けた乾燥ダメージをしっかりケアして、就寝中に健康な肌に戻れる状態を整えることが、夜のスキンケアの目的です。

朝のスキンケアとは目的が異なる点も理解しながら、以下の手順を参考にしてください。

①洗顔

洗顔のポイントは、朝の洗顔と同じです。

・洗顔料をよく泡立て、肌を強く擦らずにやさしく洗う
・ぬるま湯を使用する
・水分を拭き取る時、肌を擦らずにタオルを肌に押し当てる

洗顔料をよく泡立てて、肌に摩擦のダメージを与えないようにしながら、優しく洗うことを心がけましょう。

②保湿

保湿のポイントも、基本的には朝のスキンケアと同じになります。

洗顔後、できるだけ早く保湿を行いましょう。
目元や頬、顎周りといった部分は乾燥しやすい部分なので、乾燥しにくい額や鼻筋よりも重点的にケアした方がいい場合もあります。

肌の状態を感じとりながら、ちょうどよいと感じる分だけのうるおいを肌に与えることが大切です。

③スペシャルケア

スペシャルケアとは、保湿を中心とした基本のスキンケアにプラスして、美容液やシートパックで行うお手入れのことです。

利用の頻度は、週1~3回程度を目安にするといいでしょう。

美容液やパックにはさまざまな種類があり、どれを使えばいいかと悩む人も多いと思います。

肌にハリを与えるもの、シワを目立たなくするもの、エイジングケアなどそれぞれのスペシャルケアのアイテムには特化した目的がありますので、以下の基準で選ぶことをおすすめします。

・自分自身の肌悩みに適したもの
・肌に合っていてトラブルが起こらないもの

男性エイジングケアの効果的なポイント

引用:資生堂、男性の目尻のシワは女性より10年以上早く形成されることを発見 | ニュースリリース詳細

男性肌を女性肌と比較した時の違いは、肌の水分量の少なさだけではありません。年齢を重ねるにつれて、男性には女性とは違った肌悩みも表れます。

男性肌のエイジング悩みとして挙げられやすいものには以下があります。

・肌のハリ、弾力不足
・目尻のシワ

特に目尻のシワについては、資生堂から「男性の目尻のシワは、女性より10年早くできる」という調査結果も報告されています。

ほうれい線などの深いシワをスキンケア化粧品でケアすることは難しいですが、目元の小ジワなどの小さいシワは、保湿ケアをしっかり行うことで目立たなくすることが可能です。

「汚れを落とす、肌にうるおいを与える、肌にうるおいを閉じ込める」という、男女共通のスキンケアを踏まえた上で、男性肌の特徴に合ったケアを重点的に行うようにしましょう。

・化粧水を中心に、水分を多く補う必要がある
・乳液、クリームといった油分は女性ほどには必要ない
・目尻のシワをケアする保湿が重要
・肌にハリを与えるスペシャルケアも効果的

肌の水分が少なく、シワの目立ちやすい男性肌のスキンケアに大切なのは「まず保湿と紫外線対策、次にハリを与えるスペシャルケア」と言えるでしょう。

年代別のおすすめエイジングケア

ここからは、男性におすすめのエイジングケアを年代別に紹介していきます。
年齢による肌の変化に加えて、ひとりひとりの個人差が大きいのが肌環境です。

いま肌に必要なケアが何なのかを知るためには、鏡で肌の状態を観察し、また自分自身がどう感じるのかというフィーリングと向き合うことが大切になります。

自分自身に適したケアを知るために、ぜひ年代別のおすすめエイジングケアを参考にしてみてください。

30代のおすすめエイジングケア

30代の男性肌は皮脂の量が十分な方が多く、重要なケアは保湿になります。

目尻の水分量は20代と比べて低下し始めており、30代から小ジワが目立ち始める方もいますので、小ジワのできやすい目尻や目元は集中的に保湿するとよいでしょう。

また、顎周り、口元、頬はUゾーンと呼ばれ、男性の場合はひげ剃りによってダメージを受けている場合が少なくありません。

Uゾーンは皮脂分が比較的少なく、乾燥しやすい部分でもありますので、目尻、目元と合わせて集中的に保湿しましょう。

肌のハリをケアしたいと早期に始めたいと感じた方は、レチノールなど、ビタミンA群の成分を中心とした美容液によるスペシャルケアをおすすめします。

40代のおすすめエイジングケア

40代に入ると、肌のターンオーバーのサイクルが、20代のころの約2倍の期間を必要とするようになります。

40代から顕著になる、肌の乾燥やゴワつき、毛穴の目立ちや毛穴詰まりといった肌トラブルは、このターンオーバーの遅れに大きな影響を受けていると言えるでしょう。

30代から重要な保湿化粧水、ビタミンA美容液によるケアに加えて、ターンオーバーを正常化する効果を期待できるビタミンC美容液を利用することが、40代におすすめのエイジングケアになります。

ビタミンCの美容液には、即効性の高いピュアビタミンCを用いた美容液と、安定性や持続性の高いビタミンC誘導体を用いた美容液に、大きく分けることができます。

肌への刺激を抑えたい方には、ビタミンC誘導体を用いた美容液をおすすめします。

40代からエイジングケアに興味を持ち始める男性はとても多く、40代男性のためのスキンケア・エイジングケアをより重点的にまとめたブログも作成していますので、40代男性はこちらもぜひご参考に。

40代メンズのスキンケア完全ガイド|シミ・シワ対策とおすすめエイジングケア化粧品

50代のおすすめエイジングケア

50代になると、皮脂量の多い男性でも皮脂が十分でなくなる方が多くなります。

40代のスキンケアとして効果的な、保湿化粧水、ビタミンA美容液、ビタミンC美容液に加えて、乳液やクリームといった油分を多く含む保湿アイテムを使用し、肌の保湿を更に重点的に行うようにしましょう。

スキンケアアイテムだけではケアできない、深いシワやたるみといった肌悩みが現れる方も少なくないでしょう。

自身の悩みと向き合い、若々しい姿を取り戻したいという思いを持った方には、美容医療もひとつの選択肢になるかもしれません。

60代のおすすめエイジングケア

60代に差し掛かると、肌の健康だけでなく、心身の健康を保つことが、若々しさを保つための大きなポイントになります。

体の健康が損なわれると、肌の健康も同様に損なわれてしまいます。

これまで紹介したスキンケアなどに取り組むだけでなく、食習慣や生活習慣を整え、定期的な運動を行うことで、心と体の健康を保ち、いつまでも若々しくいられる日々を送りましょう。

食事はエイジングケアの大切な要素

スキンケアはすぐに効果を実感できる一方で、外側からのケアは40%、内側からのケアは60%の効果があると言われるほど内側からのケアは重要です。

食生活の乱れによって栄養素が偏ってしまい、肌に必要な栄養素が足りなくなると、肌荒れや乾燥肌、ニキビなど、様々な肌トラブルにもつながります。

陥ってしまいがちな不規則な食生活と、肌のために必要な栄養素を補う食品を知り、肌の健康を保つ食事を心がけましょう。

陥ってしまいがちな不規則な食生活

現代は飽食の時代と言われ、食べたい時に食べたいものを食べる生活ができます。

その反面、ストレス解消のための食べすぎや、好きなものばかりを食べてしまう偏食によって、食生活が乱れやすくもなっています。

これから取り上げる食生活の乱れの例の中に、あなたの毎日の食事が当てはまってしまっていないか、ぜひ一度考えてみてください。

高カロリーな食事

ファストフードやジャンクフード、手軽でおいしいこれらの食品はついつい食べすぎてしまう人も多いのが実情。

しかしこれらの食品は高カロリー、高脂質な一方で、肌に必要な様々な栄養素には乏しい、エンプティーカロリーと呼ばれる食品でもあります。

必要な栄養素は乏しい一方で、これらの食品は消化器官にも大きな負担をかけ、肌荒れなど様々な肌トラブルの原因になります。

あなたの食事は高カロリー、高脂質な食品ばかりになっていないでしょうか?
一度チェックしてみましょう。

ビタミン不足

毎日、洗顔やスキンケアをしているのに、ニキビが治らない。
そんなお悩みがもしあれば、原因はビタミン不足かもしれません。

ビタミンと言えば、ビタミンCがまず思い浮かぶ方もいるでしょう。
しかしビタミンは全部で13種類もあり、どれもが健康に欠かせない栄養素です。

足りないビタミンを補うことで、肌のターンオーバーが整う、皮脂過剰が改善するといった場合もあります。

毎日の食事でバランスよくビタミンを取り入れられているかということも、健康とスキンケアのための大事なポイントです。

水分不足

外出の機会が少なくなり、運動不足の生活を送っている方も少なくないでしょう。
運動量が減ると喉が渇きにくくなって、水を飲む量が少なくなってしまいます。

体内の水分は、血管やリンパ管を通じて、酸素や栄養素を運んだり、老廃物を回収するといった、重要な役割を担っています。

十分な水分量を摂取できていない場合、体内循環が鈍くなり、肌にも乾燥やくま、くすみなど、様々なトラブルが表れます。

酵素不足

酵素とは、体内に存在するアミノ酸の一種です。

酵素にはさまざまな働きがあり、細胞の代謝を活性化させて肌のターンオーバーを整えるだけでなく、体を動かす意識的な運動や、心臓を動かす、食べ物を消化する、老廃物を排泄するといった無意識の運動にも必要とされます。

正に、生きるために不可欠の成分と言えるでしょう。

しかし年齢を重ねるごとに体内の酵素は少なくなっていきます。

酵素は熱に弱いため、火を通さない生食の野菜、魚、肉を食べることで、足りない酵素を補うことをおすすめします。

肌に必要な三大栄養素

不規則な食生活の例でも紹介してきたように、体はさまざまな栄養素を必要としています。
その中でも特に、肌にとって重要な3つの栄養素についてご紹介します。

ビタミンA

ビタミンAは肌の修復や肌の健康維持に効果を発揮するビタミンで、別名をレチノイドと言います。

ターンオーバーの促進、ニキビや肌荒れの改善、シワの予防や改善といった、様々な美容効果を期待できる成分として広く認知されており、不足すると肌の乾燥などを引き起こします。

ビタミンAが不足しないようにするためには、動物性食品、緑黄色野菜を積極的に食べるとよいでしょう。

ビタミンAが豊富な食材
・豚レバー
・鶏レバー
・ウナギ
・バター
・鶏卵
・ホウレン草
・ニンジン

ビタミンC

ビタミンCは万能ビタミンとも呼ばれ、さまざまなスキンケア効果があります。

代表的な効果は、肌のメラニンを抑制、排出を促進することによる美白効果や、コラーゲン生成の産生促進、過剰な皮脂分泌の抑制が上げられるでしょう。

柑橘系の果物や、一部の野菜に多く含まれます。

ビタミンCが豊富な食材
・レモン
・みかん
・キウイフルーツ
・グァバ
・ピーマン
・ブロッコリー

たんぱく質

体をつくる材料であるたんぱく質は、スキンケアにも欠かせない栄養素です。

たんぱく質は20種類のアミノ酸が体内で合成されることで作られますが、そのうち9種類が、体内で合成することができない必須アミノ酸となっています。

たんぱく質を摂ることのできる食品にはそれぞれの特徴があるので、違いを理解してバランスのよい食事を心がけましょう。

動物性タンパク質とその特徴
・肉類
・魚介類
・卵
・乳製品
消化、吸収が早く、9種類の必須アミノ酸を全て含んでいる。

植物性タンパク質とその特徴
・大豆類
・穀物類(米、小麦など)
・野菜
・果物
・キノコ
・海藻
消化、吸収がゆっくりで、一部の必須アミノ酸が含まれない食品もある。

効果的なサプリメント活用

引用: Healthcare.Lab

ここまで紹介した栄養素や食品以外にも、肌と体の健康を保つために必要な成分はたくさんあり、全ての栄養素を食事から取り入れるのは難しいという方がほとんどでしょう。

栄養素は桶の理論とも言われるように、ひとつでも足りない栄養素があると、肌や体に何かしらの悪い影響が出てしまいます。

足りない栄養素を補うために、まずはマルチビタミン・マルチミネラルのサプリメントを利用することをおすすめします。

基礎となる栄養を補った上で、自分が気になるポイントをケアするサプリメントがあれば、それをプラスするとよいでしょう。

生活習慣を整えて若さを保つ

生活習慣を見直し、生活リズムを整えることは、肌状態の安定化につながります。

肌の乾燥、ニキビ、敏感肌など、多くの肌トラブルは、生活習慣を整えることで改善することも少なくありません。

この章では、エイジングケアとスキンケアにつながる効果的な生活習慣の見直し方として、自律神経の整え方と腸活について紹介していきます。

自律神経を整える

引用:“自律神経”の重要な働きとは? ストレスや加齢との関係も解説|第一三共ヘルスケア

自律神経とは、呼吸、体温調整、内臓の活動など、私たちが生きていく上で欠かせない生命活動を維持している神経のことです。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つがリズムよく働くことで、健康な計活を送ることができます。

しかし現代では、交感神経優位の状態が長くなり、自律神経のバランスが乱れることで、様々な肌トラブルや健康上の問題の原因を抱えている人が少なくありません。

そんな自律神経のバランスを整えるためには、就寝時間に副交感神経優位の状態を作ることが大切になります。

実践しやすい方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

18時以降のカフェイン摂取を控える

コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物は、眠気を解消したり、集中力を上げたりといった効果があり、仕事中に飲む方もとても多いでしょう。

交感神経を刺激して、やる気を出させてくれるカフェインですが、睡眠の時間にカフェインが残ってしまっていると、自律神経のリズムを妨げる原因になってしまいます。

カフェインの持続時間は4時間~8時間と言われています。

睡眠への影響が出ないように、眠気覚ましのコーヒーなどを飲むのは、夕方の18時までにするといいでしょう。

ぬるめのお風呂に浸かる

就寝前に、38℃くらいのぬるめのお湯につかることは、体をリラックスさせて副交感神経を優位にしてくれます。

反対に42℃を超えるような熱いお湯は、交感神経を刺激して心身ともに活発にする効果がありますので、朝のシャワーや入浴におすすめです。

寝る前にはスマホを見ない

スマホやパソコンの画面から出るブルーライトは、体内時計を遅らせる効果が最も強い光と言われています。

寝る直前までスマホを見ていると睡眠の妨げになる可能性があるため、寝る前にはできるだけスマホやパソコンを見ないようにしましょう。

腸活で肌を整える

「肌は内臓の鏡」という言葉があるほど、肌には内臓の状態が表れます。

内臓が元気なら、肌にはハリやツヤが出て健康的になりますが、一方で、内臓が疲弊していると、様々な肌トラブルに悩まされることになるでしょう。

内臓の中でも、特に腸は第二の脳と言われるほどの重要な臓器です。

体の免疫機能の70%を司ると言われる腸の機能が低下すると、肌荒れや敏感肌を引き起こす原因になるとも指摘されています。

腸内環境を整える習慣を実践して、体内からの根本的なエイジングケアを行いましょう。

食事は21時までに終わらせる

引用:BMAL1(ビーマルワン)が鍵!太りにくい時間に食べるダイエット

夜遅い時間に食事をとることは、睡眠中に胃腸を活発に働かせて体温が下がりにくくなることに繋がり、眠りが浅くなります。

眠りが浅くなると肌のターンオーバーの周期が乱れ、古い角質が排出されずに肌に残り、シミやくすみの原因に。

また21時以降は、脂肪を作るたんぱく質、BMAL1(ビーマルワン)が活発な時間帯であり、この時間に食事を取ることで肥りやすくなります。

最近の研究で、肥満は肌のコラーゲンを減少させることが明らかになっており、また肥満によって引き起こされる様々な健康上の問題によって、肌と体の老化を進めます。

夕食は21時前、できるだけ早い時間に終わらせるように心がけましょう。

目覚めに白湯を飲む

朝に目が覚めたら、コップ一杯の白湯、または常温の水を飲むことがおすすめです。

空っぽの胃腸にスイッチが入り、健康的なリズムでの便意を促してくれます。

就寝中には多くの水分を失っているので、起床後に飲む白湯は適切な水分補給にもなります。

発酵食品を食べて善玉菌を増やす

腸内には、約100兆個の腸内細菌があると言われ、その中で2割が善玉菌、1割が悪玉菌、7割が日和見菌という状態が理想とされています。

食生活が乱れがちな現代人は、悪玉菌が増えやすくなっているため、善玉菌を活性化して、腸内細菌のバランスを整えることが必要です。

特に発酵食品には、生きた善玉菌が多く含まれているため、普段の食事に取り入れることで、腸内環境の改善が期待できるでしょう。


代表的な発酵食品
・ヨーグルト
・納豆
・漬物
・味噌
・チーズ

有酸素運動と筋トレのエイジングケア効果

運動の習慣を持つことは、心と体の健康を保つことはもちろん、肌の健康にもつながります。

心と体、そして肌を若々しく保つエイジングケアを目的とした運動を行うなら、有酸素運動と筋力トレーニングに取り組むことが効果的と言えるでしょう。

それぞれの効果をご紹介します。

有酸素運動のスキンケア効果

有酸素運動とは、酸素を取り入れながら長時間続けられる運動のことです。

ウォーキング、ジョギング、水泳、ダンスなどが代表例として挙げられるでしょう。

有酸素運動には、主に以下のようなスキンケア効果が期待できます。

・血行が促進され、細胞に栄養が行き渡り、肌のターンオーバーが整う
・発汗によって毛穴に詰まった余計な皮脂を排出できる
・セロトニン、エンドルフィンなどのストレス解消ホルモンが肌を整える

筋力トレーニングのアンチエイジング効果

立命館大学と、ポーラ化成工業株式会社の共同研究によって、筋力トレーニングが肌のアンチエイジングに効果があることが証明されました。

週2回の筋力トレーニングを4か月行うことで、真皮の厚みに関わるバイグリカンというタンパク質が増加し、皮膚の若返りにつながるというものです。

加齢によって薄くなる真皮に厚みを得られると、肌の内部が若い頃の状態に近づくだけでなく、見た目の若々しさにもつながります。

参照:筋力トレーニングが美肌に貢献することを世界で初めて報告|立命館大学

マッサージを効果的に取り入れて老け顔対策

マッサージを効果的に取り入れることも、エイジングケアに役立ちます。
エイジングケアのためのマッサージと言えば、フェイスマッサージをまず思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、フェイスマッサージは肌に摩擦や圧迫を加えるため、専門的な知識や技術、準備のない状態で行うと、肌にダメージを与え、肌トラブルの原因になってしまう可能性もあります。

フェイスマッサージをエイジングケアに取り入れるなら、エステサロンなどでプロの施術を受けることをおすすめします。

しかし、自分自身で行える効果的なマッサージがない訳ではありません。

頭皮マッサージは肌トラブルの原因になりにくく、見た目や頭皮を若々しく保つ効果が期待できます。

自宅で行える、エイジングケアに効果的なマッサージを3つ、美容整体のうちやま先生。のYouTubeチャンネルからご紹介します。

エイジングケアに効くマッサージ1:前頭筋マッサージ

エイジングケアに効くマッサージ2:側頭筋マッサージ

エイジングケアに効くマッサージ3:後頭筋マッサージ

ハイリスクハイリターンの美容整形

美容整形は、身体や顔の一部に変化を加え、より美しく見せることを目的とした医療行為です。

顔の輪郭を整えるような外科的手術と、レーザーや注射などによる非外科的手術があります。

近年では、もっと綺麗になりたい、コンプレックスを克服したい、といった思いで、美容整形を行う人も増えてきました。

日々のスキンケアや生活習慣の改善では対処できないような、大きな肌の悩みを抱えてしまった時には、一つの大きな選択肢になるかもしれません。

美容整形メリットとデメリットを考えてみましょう。

美容整形のメリット

スキンケアでは得られない大きな変化

美容整形の最大のメリットは、スキンケアやマッサージ、生活習慣の改善だけでは得られないような、劇的な変化を得られることです。

骨格やまぶたの形を整えたり、深く刻まれてしまったシワを目立たなくすることもできます。

日々のケアでは対処できない問題を抱えてしまった時、大きな解決策になり得るでしょう。

自己肯定感の向上

多くの人は自分自身の外見にコンプレックスを抱えています。

美容整形によってその原因を解消できれば、自己肯定感が大きく向上するでしょう。

自分自身に自信を持てるようになれば、日々の行動や発言のひとつひとつが変わることも起こり得ます。

体だけでなく、心にも大きな変化を得られる場合もあるでしょう。

美容整形のデメリット

失敗のリスク

美容整形は手術であり、失敗のリスクは常に存在します。

経験豊富な医師であっても、個人の体質や回復力、施術の難易度は、ひとつひとつの手術で大きく異なり、必ず成功する手術というものはありません。

ダウンタイムの長さ

手術を行った後には、腫れや内出血が落ち着くまでのダウンタイムが発生します。

この期間は、外出や運動を控えなければなりません。

場合によっては数週間続くこともあり、計画的なスケジュールを立てておかないと、日常生活や仕事に支障が出る可能性があります。

想像と出来上がりのギャップ

手術の結果が、必ずしも期待通りになるとは限りません。

どんな顔になりたいかというイメージが曖昧であったり、医師とのコミュニケーションが不足していた場合、仕上がりに不満を感じることもあります。

また、特定の芸能人など、理想的な顔を具体的に伝えていたとしても、自分の顔の特徴に合わない場合もあります。

費用の大きさ

美容整形は健康保険の適用を受けられないため、支払う費用が大きくなります。

手術費用が予算を超えたり、場合によっては、追加の手術が必要になることもあります。

また、格安で受けられる手術にはリスクが伴ったり、医師でないスタッフによるカウンセリングが行われる場合も少なくありません。

費用の安い美容整形手術には、十分に注意しましょう。

長期的なメンテナンスの必要性

美容整形の中には、長期的なメンテナンスが必要な施術もあります。

ボトックスなどの注入系の施術は効果が一時的であるため、定期的に施術を行う必要があります。

シリコンインプラントのような人工物を体に入れる場合には、時間の経過とともに、劣化や合併症のリスクがあります。

受けたい手術があった場合は、その特徴を事前にしっかりと確認しましょう。

エイジングケアの最適な始め時は「今日」

エイジングケアと聞くと、「40代以降のことだから、まだ自分には必要ない」と、考える方もいるかもしれません。

取り組んだ方がいいと分かっていても、なかなか始めるきっかけを掴めないという人も少なくないでしょう。

しかし、目に見えて肌の衰えを感じた時には、肌の老化はかなり進行しています。

今、すでに老け顔に悩んでいるという方も、まだ自分は大丈夫と思っている方も、エイジングケアを始める最適な日は、「今日」です。

歳を重ねるごとに、肌が衰えていくことを、止めることはできません。

しかし、私自身の対応で、肌の衰えを遅らせ、実際の年齢よりも、若々しい姿を保つことは可能です。

あなた自身の人生を輝かせるために、ぜひ今日から、エイジングケアに取り組んでみてください。

まずは手軽なオールインワン化粧水がおすすめ

「エイジングケアを始めようと思っても、何から始めたらいいか分からない」

そんな方も少なくないと思います。

この記事で紹介したスキンケアや生活の改善を、最初から全て行うことは、高いハードルではないでしょうか。

そう感じた方は、まずは朝晩2回、洗顔後にオールインワン化粧水を使ってみることをおすすめします。

肌にうるおいを与える、肌にうるおいを閉じ込める手順を1本でカバーすることができるため、最も大切なスキンケアの基本である保湿を、手軽に短時間で行えます。

さらに、オールインワン化粧水には美容液に含まれる有用成分が含まれている場合も多く、効果的なスキンケアを実践できるでしょう。

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